すっかりこちらもホームグランドになっているのですが、(笑)
祖川保育園、わかくさ幼稚園、アート工房創とそれぞれ違う
環境で指導していると、その場所その場所での美術教育の役割が
違う事に気がついてくるのですよね、
保育園の場合は、その子達は保育園で1日の大半を過ごす事になり、
半分は家庭の役目を担っています。
なので、見栄えのある上手な作品作りというよりは、
たとえば、ハサミが上手に使えるようになるとか、糊が上手につかえるようになる
などの日常の作業を訓練する事が、実はとても重要で、
いわゆる手先の巧緻性を発達させていく事が、脳の発達にも、
その後の作品作りにも、いろんな事に生かされてくるんですよね。
でも巧緻性を訓練する課題って、完成度的にはとても地味で、
基本的に作業なので、親御さん達に、今日はこんな事を頑張りました!
と最終形態をお見せしても、見栄え的には全くだったりして、
どんなにいい事していても、少々勇気を持てないと、なかなか
今日の授業でした!と報告するのは大変なんですよね。(笑)
でも、私ももうそれなりに経験しておばさんになってきたので、(笑)
その日のその内容は間違っていない!と言い切れるようになっているので
まだ若い保母さんが、お母さんに説明するときに、
アートの先生がこういう課題が必要だと言っていました!と言い切ってもらって
保母さん達が自信を持って親御さんに地味な作品を説明する盾になる事が、
とても大切な私の役目かも!!と最近は思うんですよね。
回りくどい書き方でごめんなさい!伝わりますか?(笑)
なので、その月齢の子供達に必要な、手先の器用さや巧みに手先を使える
訓練が保育園の造形では、大切かなと思って、そんな授業を組み立てています。
とはいえ、一応、アート工房創なので、それにプラスして、やはり見た目の
クオリティも得られるように、完成度もある作品作りにと、できる限り
欲張るようにはしています!
そう考えると、祖川保育園ではほんとに、私の思う理想の保育園課題を
させてもらえています^_^
なので、毎回がやり甲斐があってとても楽しいです!
長くなってきたので、今日のブログはこの辺りで、
5月に入ったらわかくさ幼稚園での新学期の授業も始まるので
次回は私の思う幼稚園授業についても、言葉をまとめてみたいなあと思います。