身の回りの環境に美大に行ってる人がいないか、、
誰か情報を持ってる人いないか、、
とりあえず地元のお絵描き教室の先生に聞いてみよう、、
学校の先生に聞いてみよう、、
色んな入口があって、色々迷うと思うんです。
これが高校生だったら、高校の先生に相談して、うまく行けば美術の先生に
話をつないでもらえて、またうまく行けば美術の先生から
美大受験予備校なるものがあると教えてもらえて、専門の予備校がある事を
知って予備校の門が叩けるのですが、
中学生はなかなか情報収集が難しいですよね。。
お子様が通っているお絵描き教室が、そのまま美大受験まで見てくれる所なら
そのままそこの先生に相談してどう進めて行けばいいのか話が聞けるも
そうでないとまた、専門の教室に移動しないと行けない。。色々あると思います。
たまに丁寧な子どもの絵画教室の先生から、美大受験をしたいという
中学生がいるのだけど、創さんで引き続いて指導してもらえないだろうか、、
とお手紙とか、お電話をいただく事があり、その子の今までの絵の環境、
内容的な事をきちんと伺い、創に移って来られることがあります。
そんな子はいい先生に出会えて、気持ちよく次に進めて幸せだなあと思うし、
そんなわざわざ紹介して下さった先生の為にもなんとか合格させてあげたいと思います。
美術も音楽もスポーツも基本的に進め方は同じです。
ピアノで音大に行こうと考えている方は、そこの先生に話をして、どうやったら
音大に行けるのか相談して次のステップに進んで行くと思います。
行きたい音大に合わせてどの先生に師事を受けるか、、
何箇所もの音楽教室に通うとかは普通に考えたりしないですよね。
美術も同じで、先生によって絵の指導方法は全然違います。
日本全国全員の先生が一律同じ絵の描き方なんて指導していないので
自分の目指す進路に合わせてどう進めて行くのか、とりあえず今通っている
お絵描き教室の先生に相談するとか、学校の先生に相談するところから進めて
見て下さい。きっと小さい頃から見てくれている先生なら
可愛い教え子ちゃんに、1番いい進め方を教えてくれるはずです。
たまに、高校生から東京の大手予備校の夏休みの講習会について相談を受ける事があります。
色んなパターンがあり、一概になんとも言えないのですが、
そこにはその地元の先生とのきちんとした信頼関係があって、先生の勧めもあり
都会に武者修行に行くのなら、それはとても幸せな事だと思うけど、
万が一そうでない状況だと、それは実はとても不幸な事で、1番長い時間練習をしている
地元の画塾の先生と仲たがいする事になるんです。
その意味が高校生の頃の自分だったらさっぱり分からなかった気がしますが、
教室を20年してくると凄く良くわかります。
今考えると私もあの当時の先生に色々ごめんなさい。。です。。。
どこの先生も長く通ってくれているお子様が、なんとか希望大学に合格する様に
絶対に愛を持って見守っているはずです。
ましてや中学生なら長い時間かけて育て上げられる金の卵ちゃんなので
丁寧に色んな基礎的な内容を時間をかけて伝授して、高校生になって、美大受験コースで
バリバリ練習を始める頃には、その教室のホープとなってみんなより1つ上のレベルの
絵を描く様になり、受験期には、難関大学に現役で全部合格して行く!
そんな存在になっていく子に育つのが理想だし、
親御さんと画塾の先生双方の共通した願いであり、
だいたいの子達が実際そうやって巣立って行くんです。
今年も多摩美の日本画にチャイルドコースから通って来てくれていた子が現役合格しました。
そんな所を、もしも、その地元の先生になんの相談もなく、いきなり夏休みや冬休みに都会の大手予備に行くのを決めて勧めていかれると、その地元の先生は、きっとその子に対しての思いが
ポッキリ折れてしまうと思います。
なぜかというと、自分の事をそれほど信頼はしてくれていなかったんだと、
残念に感じるからです。当たり前ですよね、自分以外の先生から師事を受けたいと
相談なく出かけて行くわけですから。
その後、夏休み明けに帰ってきたそのお子様と接する時にも、
さてさて、違う描き方を習ってきている子に、
どうやって引き続き絵を教えていこうかな、、自分の教室の描き方にもう一度改めさせるべきか、
大手予備校を尊重して見守るか、、
なぜ自分の教室で、他の塾の描き方を尊重して指導を考えないと行けないのか、、
そうなるともう、お手上げです。
うちの教室ではなく、そちらの教室で今後は習って下さい。うちでは指導しきれません。。。。。
と、だいたいの先生はそうなると思います。
もちろん例外もあります。
例えば、地元の教室では同じ学科を目指す子がおらず、他の同じ学部志望の子の作品が見えない
彫刻科などの子は、先生の方から、夏は都会の大手予備校いって、彫塑などの専門的な
講座を大人数の中で学んできたら?と、こちらから勧めることもあります!
先生だってその子に合格して貰いたいんです、もっと上手になる方法が他にあると知っていたら
なんでも出来る限りの事は進めます!
よく生徒にそういった相談をされた時、私は、あなたが合格するならなんでも協力する!!
と高校生に言っています。
でも、それは先生と生徒の相互の信頼関係がきちんとあってこそです。
なので、大手予備校の予備校の様な扱いをされたら、先生だって傷つくし、それならば
自分の教室だけを信じて通ってきてくれている子を可愛いと思うはずです。
人間なんですもの当たり前ですよね。
ましてや、自分の教室から合格実績のある大学の練習の為に、都会の大手予備校に行くと
言われたら、どうぞここを辞めて行って下さい。となります。
チャイルド、ジュニアコースと違い、美大受験は先生と生徒の相互の信頼関係が
絶対に無いと、その上親御さんの協力、三者の一致団結した頑張りがないと、
田舎から難関大学に現役合格をするのは、よっぽどでないと難しいんです。
都会の大手予備校!!!凄く魅力的な響きですよね。
本格的そうだし、合格者もいっぱいだし!!でも、その影にはどれだけの分母の数の上の合格者か、その中での現役の合格率はどのくらいか、はたまた、それは東京都の高校生ばかりの合格ではないのか、、
大手予備校が地元の絵画教室となっている都会の子が受かった実績だったりしないのか、
田舎の子が、夏だけ都会に行って、そこの先生はほんとに日々通ってきてくれている
地元の高校生と同じレベルの愛情で指導してくれるのか、いちげんさん扱いをされないのか。。
あなたのいるその土地で、どうすれば大学受験までの期間を、最高の美大受験環境を作って
過ごして行けるのか、少し考えて勧めてみてください。
合格の仕方は様々です。画塾によって指導者が違うぶん、絵の描き進め方も違います。
こう描けば合格する!!と決まっている絵があるなら、みんなが合格するはずですよね。
そうじゃないのが美大受験なんです。
創では徳島から難関美大にいかにしたら合格できるのか、そればかりいつも先生たちは
考えています。徳島からです!
美大受験を考えるお子様がいらっしゃる親御さんは、そんな環境も少し考えて見て下さいね。
夏が近づいてきました。
創でももちろん!夏期講習会はバリバリ開催しています!!
また、ジュニアコースではなく、中学生からは美大受験コースにも入学できます。
受験コースとジュニアコースでは、指導内容は全く違います。
ご興味のある方はまたご相談下さい。