美大に進学するにあたり、よく才能が無いから無理では無いかという
声を聞くことがあります。
でも、美術の道に進む時に、決して、才能がある、小さい頃から
絵心に長けている等の内容は求められていません。
求められているのは、大学等で学んできた練習や経験を重ねた技術、知識の量です。
それは、才能で出来ることではなく、各自が美術を志すと決めてからの
勉強量、練習量、色々なコミュニケーションの経験からの積み重ねです。
美術の道を志すと決めてから美術予備校で基礎的な訓練が、
専門的なかなりの下地となります
ただ、難関大学の美大入試では個人で練習して合格まで進むのは、ほぼ無理な事です。
なぜなら自然に感覚で感じて発生した知識だけでは到底量足りないからです。
そのため美大受験では、昔から難関大学に受かるためには、
絵の予備校に通って学ぶ事が必須になっています。
少子化で芸術の分野の人材はどんどん減ってきています。
美術というくくりをよく知ると
専門的な知識を得て、未来の社会で、ものを生み出す、何もないところから考え、
工夫し、新しい視点を模索することを身につけるのジャンルのもので、
昨今では一般企業の一般職などもそういった人材を求めてきていると思います。
ただし、少子化で誰でもが大学に入れる全入時代に突入しようとしているなかで、
やはり大学のレベルによっての就職状況は大きく変化していっていますので、
難関大学への進学を切にお勧めします。
難関大学も少しでも早く知識を持ち、きちんと準備をしていけば、
少子化のおかげで今は昔ほどの難易度でなくなってきています。
これからの社会で大人になって生き抜いて行くための分野として、
美術の分野は決して、マイナスな分野では無いと思います。