先月の乗り物の絵
実際にある物を描くときに、たまに、
「これ想像で描いたのですか?
見本を見て描いたのですか?」聞かれて、
「見本を見て描いたんです☺️」
と答えたら少し残念な顔をされるお母さんがいらっしゃいます。
その時思うのだけど、
なんで美術に関しては見本を見て描く事に残念を感じるのだろう。
本物でない図鑑とかイラストだからかな?
例えば音楽は誰かの曲を最初は練習しますよね!
お習字も先生の見本を見ながら模倣しますよね☺️
美術も最初は同じだと思います。芸術は模倣から始まる
いきなりなんでも想像で描くなんて不可能です。
それは記憶力の問題。記憶力もあるからといっても、
写実の絵は、実物とか写真を見て描かないと
きっとどこか曖昧になっています。
美大受験までいったら想像で魚を持った両手とかを描かないといけないので、
日頃からにインプットも画力の一つになりますが、
子どもの絵画教室だと、私は先生のお手本(具象物の形を取る所までに勿論限る)
を見て沢山の素材を描いて、その物の形構造を頭にインプットする事は
とても大事だと思っています
インプットがないと、それこそ想像のイメージ画は描けないから。
なので小さいうちは、大いに色んなものを真似っこして描いて、
描いた事で描ける自信を持ってもらって、私って絵が得意なんだ!って
子ども達が思える、美術の中の自己肯定感を持たせてあげる教育を
したいと私は日々思っています。
なので、写実(実物やお手本の写真や先生が簡略化してわかりやすく構造を描いたイラスト見て描く)と
イメージ(想像で描く)を半々に絵画は授業をしています。
美大受験生には日々リアルに物を見て、
状況をもっともっと取材しなさい!!と言っています。
想像でこんな感じ???では、リアルになかなか描けないから。
実際に取材してからアウトプットです😆